「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について議論する広場」

「日本一新運動」の原点―120

 日本一新の会・代表 平野貞夫妙観

○ 福島第一原発事故の放射能問題は、きわめて深刻だ!

 7月27日(金)午前11時、「国民の生活が第一」小沢代表の議員会館事務所に、数十匹のホタルを籠に入れて持参した人物がいた。ホタル飼育研究で世界的に知られている阿部宣男理学博士である。
 「メルマガ・日本一新」で、何回もその活動を紹介した東京都板橋区ホタル生態環境館長だ。小沢代表と森ゆうこ参議院幹事長に、2回目の放射能浄化活動の報告に来訪したのだ。この席に「放射能浄化Abe-Effect協議会」の代表である私も同席した。

(小沢代表と阿部博士の出合いと放射能浄化運動)

 小沢代表と阿部博士の出合いは、6年前の平成18年7月、板橋区ホタル生態環境館を廃館とする動きがあったとき、当時の小沢民主党代表が同館を視察したことに始まる。阿部博士は、小沢代表の激励とバックアップで研究を続けることになる。阿部博士のホタル飼育研究のテーマには、「ホタルと放射能」があった。自然界では殆ど存在しない0・5μSV/h以上の放射能を、ホタルが一年間浴びると発光細胞及び反射細胞、一部個体の異変が起こる場合があることを発見した阿部博士は、さまざまな実験により、ナノ純銀粒子が放射性物質を低減させることに気がついていた。
 昨年、3・11に事故を起こした福島第一原発は阿部博士の母親の故郷「大熊町」から1・7キロにあり、故郷は津波と高濃度放射能で想像を絶する被害を受けていた。事故直後、阿部博士から「ナノ純銀を活用して放射能低減ができます。小沢先生は党員資格停止中ですが、この技術で活躍の場をつくり、日本を救いましょう」と電話があった。
 小沢さんに伝えると、「科学的にしっかりした理論と実証を早急に行うことが大事だ。研究の成果を政治的に利用してはいけない。国民のために協力しよう」ということで目立たない方法でバックアップすることになった。阿部博士は全身全霊の研究を続け、平成23年の暮れには本格的実証実験を重ね、その成果を公表できるようになった。代表的な例を挙げると、

①平成23年12月10日 郡山市 汚染水 32.100ベクレルから、4回ナノ純銀担持骨炭+ナノ純銀白御影石濾過後、瞬時に82ベクレルに低減。

同月23日 千葉県某市 汚染土 99.200ベクレルから、ナノ純銀担持コラーゲン溶液+ナノ純銀担持骨炭を混ぜ、1ヶ月後、4.900ベクレルに低減。

平成24年3月5日 郡山市 汚染土 0.48μSV/hから、ナノ純銀コラーゲン溶液散布直後から0.40μSV/h以下に瞬時低減。(岩崎信元東北大教授(核計測学)立ち会う)

同月28日 柏市南部クリーンセンター 二次処理焼却灰56.000ベクレルから、ナノ純銀担持コラーゲン溶液+ナノ純銀担持骨炭を混ぜて、6日後に23.700ベクレルに低減。(岩崎元東北大教授立ち会う)

 これらの実証実験を踏まえ、本年1月末、小沢さんのアドバイスと森ゆうこ文部科学副大臣(当時)の配慮により、原研で実証実験を行うことになった。3月30日には原研から、阿部博士の理解者で協力者である岩崎信元東北大教授に共同研究の申し入れがあった。ところが同日、森副大臣が消費税増税問題をめぐって辞任したことを理由に、共同研究の申し入れを「なかったことにしてくれ」との連絡があった。原研が科学研究の問題を政治的理由により断るという、不可解な出来事であった。

 4月9日、阿部博士はこれまでの実証実験などの経過と成果を小沢・森議員に報告、研究の成果に激励を受けた。森議員は前文科省副大臣の立場で「少しでも除染の可能性があれば試みるべき。しかし、役所は各部署で縦割り。『予算の枠内で』『決定したことは変えられない』などと、既得権益ばかり守ろうとする。それを変えない限り、放射能浄化は遠のくばかりだ。今後は自由な立場で働きかけていきたい」と語った。阿部博士は、それ以降も福島被災地での研究を続け、岩崎博士はメカニズムの解明を精力的に続けている。

 

(衝撃を受けた阿部博士の2回目の報告)

 阿部博士は、7月27日の2回目の報告で、5月末に郡山市日大工学部キャンパスの池周辺の高濃度放射能をナノ純銀により低減し、ホタル幼虫を放流したところ、6月末には成虫となって発光乱舞し、低減した放射能も安定していたとのこと。また、いわき市での放射能低減によるホタル飼育にも成功したことなどを報告した。
 衝撃を受けたのは、阿部博士の母の故郷で警戒区域の双葉郡大熊町に調査で入った報告であった。6月26日と7月11日に、生態調査と除染で入り、滞在時間は各4時間であったとのこと。大熊町の空間線量は低くて10μSV、高いと線量計が振り切り、100μSV以上。
 渡辺大熊町町長らが「ナノ純銀」を、除染及び原発内、高濃度汚染水濾過に活用するようにと政府に訴えてもまったく聴く耳を持たず、某閣僚は「政府の方法に従わなければ、大熊町を最終処分地にする」と、脅かしとも受け取れる発言をしていると、現地の人々が話していたという。

 また、福島第一原発で原子炉の冷却水などの対応に当たっている関係者から、原子炉周辺は危機的状態にあり、各メーカーもお手上げの状態と聞いている。政府はこの期に及んでも、政府の方法を強制し、原研も従来の方針を曲げない状態が続いており、関係者の中には異常事態が発生することを懸念している人が多いとのこと。このような事態のためか、最近、福島第一原発の現場関係者が、ホタル生態環境館に阿部博士を訪ねて、情報交換や意見を聞きに来ることが急増している、などの報告があった。

(野田政権の放射能の除染疑惑を究明すべし)

 阿部博士の報告を心で受けとめた小沢代表と森参議院幹事長は、「どうすれば事態の解決になるのか」との議論になった。私から「事態の現実を市民に知ってもらうこと。問題となっている政・官・業の『除染疑惑』を国会で究明すること」を提言した。思えば、1月31日、阿部博士が原研から呼び出しを受けた時、幹部職員から「放射能が消えたら困るんだ。予算の配分は全部済み入札も終わり、大半はゼネコンに渡すことも決まっているから、話はそこに持って行け」といわれた話があった。
 除染の条件に政府の方針として、放射能物質を吸着させる「ゼオライト」の使用を強制していることである。一定の効果は認められるが、被災各地で税金を使って高濃度の放射性廃棄物は山積するようになっている。環境省が原研とともに反省がなく、新しい悲劇が目前にある。
 阿部博士のナノ純銀方式は生物に無害なことは証明されている。低減化のメカニズムが解明されていないことを理由に政府から拒絶されているのである。阿部・岩崎両博士の研究が「放射能は消せない」という物理学の定理に反することになりかねないからだ。既得権を守ろうとする学・政・業の抵抗を感じる。国を挙げて研究に取り組めば、技術立国日本の再生となる可能性があることだ。
 こ
れからの対応として、8月9日(木)午後4時から、憲政記念館第1会議室で〝放射能浄化勉強会〟を開くことになった。阿部博士の研究経過や成果報告と、岩崎博士の報告などを予定している。放射能問題に関心のある方の参加を期待している。
 事態の深刻さを市民のみなさんに理解してもらうとともに、「国民の生活が第一」党には、放射能問題での格別の政策提言を期待している。原発再稼働を急ぐ前に、福島第1原発放射能問題の処理に国民が安心できる施策を確立し、その実行が何よりも優先するべきではないか。

(阿部博士の『ほたるよ 福島にふたたび』が刊行される)

 「ホタルは自然界のガイガーカウンター」という言葉で知られる阿部博士が8月3日、アスペクト社から新著を刊行する。東日本大震災・原発事故の悲劇の中で、ホタルの輝きは希望の光と、生涯をホタルの研究に懸けている阿部博士の「人間と自然の共生論」である。
 ナノ純銀による放射能低減は、もしかして、世界の原子物理学を修正することになるかも知れない。阿部博士の苦闘の研究物語をぜひ読んでいただきたい。

追記
 ☆本号は無限拡散希望につき、転載許諾を必要としませんので、お取り扱いをよろしくお願い申し上げます。

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