「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について議論する広場」

「日本一新運動」の原点―143

                                   日本一新の会・代表 平野貞夫妙観

 ○ 小沢一郎さんとの懇談(要旨)

 年明け1月5日(土)、久しぶりに小沢さんと懇談する機会があった。私が「暮れから正月にかけて、小沢さんが平成元年に海部自民党政権の幹事長に就任して以降からの関係書物を読み返しました」と話すと、強い関心を示し、約四半世紀の平成政治について議論することになった。

 ① 米ソ冷戦の終結を「パンドラの箱を開けた」と喝破した小沢一郎の歴史観!

 まず私が、「衆議院事務局時代に貴方と議論して、これはただ者ではない。普通の政治家ではないと驚いたことがありますが、何かわかりますか」と、少し意地悪な話をしたところ「何だったか話してくれ」とのこと。
 平成元年12月2日、マルタ島でブッシュ米大統領とゴルバチョフ・ソ連書記長による会談で東西冷戦を終結させたとき、小沢さんと私とで議論したことを会話風にまとめると、

平野:米国の資本主義の勝利ですね。これからは平和な時代が期待できますよ。
小沢:否、米ソ冷戦の終結は、パンドラの箱が開いたのと同じだ。各地で民族や宗教が
  からんだ紛争が発生し、経済は市場原理の競争を激化させ、国際的混乱が始まるよ。

 私の話に小沢さんは「憶えているよ」と静かに語ったが、この24年間の世界の歴史は、小沢自民党幹事長(当時)の、歴史観の通りとなった。加えて、この直後の小沢幹事長の要請が普通ではなかった。

 「平野さんすまんが、日本が明治時代に議会政治を導入して以降、世界政治の大変動によって日本国内の政治構造がどんな影響を受けたか、調査してくれないか」というものだ。こんな感性の政治家に付き合ったのは、衆議院事務局に奉職して初めてであった。私は直ちに着手し、レポートにまとめた。これを紛失したことは誠に残念なことだが、その要旨は鮮明に記憶していて、結論は「世界で政治が大変動したとき、日本では政党再編が起きている」ことであった。

 小沢幹事長は「日本は米ソ冷戦中、日米安保体制に縛られ、55年体制というか、自・社馴れ合い政治を続けてきた。これでは激しい国際情勢に対応できなくなる。各政党が責任を持つ政治を行うためには、政党再編により、政権交代ができる仕組みへ変えざるを得ない」との考え方をまとめた。小沢さんは、私のレポートをもって竹下元首相に説明に行く。竹下元首相は「公明・民社とパーシャル連合でしのげる。政権交代で自民党が政権から下りるような政治改革は必要ない」と、理解しなかったと聞かされた。こんな思い出話もした。

 ② 政治改革は自民党の『政治改革大綱』(平成元年5月)から始まった!

 (以下、割愛)


 事務局談話

 ネット上には、有料・無料のさまざまなブログが開設され、それぞれに専門的で建設的な事象解説が開陳されている。その中で、何故「メルマガ・日本一新」なのかをもう一度述べておきたい。

 それは本号(原点-144号)に書かれていることが原点であり、議会民主政治は憲法に照らして行うことが何よりも肝要である、ということだ。

 平野代表は自由党時代から「憲法観」ということばを多用していたが、事務局も最初は理解できなかった。しかし「小沢問題」に象徴されるように、憲法観は著しく退化しており、この立場を原則的に語れるのは、残念ながら平野代表をして他にはいないという冷厳な事実である。

 その証は、「平野貞夫衆議院事務局日記」として出版作業が進んでいる。但し、これは学術書であり、内容も書価も一般向けとはいえない。

 従って、小沢さんと関係があろうとなかろうと、国会議員ならばまずもって「メルマガ・日本一新」を読んで欲しいと事務局は思うのだが、何故かしら読む人は僅少である。

 これからも、その時々の事象に合わせて論説は続くが、読者諸兄には「憲法観」を念頭に読みとって頂ければと思う。議員が不勉強ならば国民が自ら学習し、次第によっては国民の手による真の国民政党を起ち上げねばならない。

 政治の世界に、第二の小沢一郎が見当たらない様に、政治学者・解説者に第二の平野貞夫も見当たらない。「メルマガ・日本一新」の存在意義はこれに尽きる、と事務局は自負している。



★追記
 2012年9月度より、会員用発行記事については、3割レベルの転載に成りました。
 情報掲示としては、少なく成りますが、ブログとして一部転載を継続して行きます。
 尚、会員には、会員用ブログと全文のPDF、事務局コメントがメール配信されております。

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