「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について議論する広場」

◎改革の政治!

日本一新の会・達増 拓也

(岩手県知事)

 

4月初めの一週間、NHK朝ドラ『あまちゃん』の快調なスタートをファンファーレ代わりに、県関係の年度初めの行事が気持ちよく続く一方、驚くような考えさせられるような政治ニュースが岩手から全国に広がりました。この機会に、岩手も牽引力になってきた「改革の政治」を振り返りたいと思います。

 

「改革の政治」は、1993年の宮沢内閣不信任と細川・非自民連立内閣の発足から始まったと言えます。選挙の結果、長く政権にあった自民党が下野する事態になりました。

 

そうなった理由は、表面的には、政治不信の高まりに対して政治改革が求められたのに、自民党主流が消極的だったから、と理解されています。しかし、本質的には、バブル崩壊湾岸戦争に対して当時の自民党政権がまともに対応できず、それに多くの国民が「このままでは日本はダメになる」と危機意識を持ったことが理由だったと思います。経済面と安全保障面で大きな国益がかかっているのに、政治家もですが、大蔵官僚も外務官僚も、やり損ないの連続でした。戦後復興から高度成長を果たして「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の成功感に浸っていた国民にとっては、相当な衝撃でした。

 

米ソ冷戦下で、日本は日米安保体制を堅持しながら、西側の工場として輸出に精を出していれば順調でした。しかし、冷戦が終わり、グローバル化の中で、日本は変わらなければなりませんでした。より主体的で戦略的な外交防衛へ。地域資源を掘り起こし、地方が主役になる内需拡大型の経済構造へ。

 

その後20年経ち、去年12月の総選挙であたかも「改革の政治」が終わったかのような情勢ですが、「改革の政治」に託された日本の目標は達成されておらず、むしろ事態は悪化しています。外交防衛は冷戦時代の枠組みを強化する方向ですし、経済は地方がますます疲弊して内需は縮小する一方です。都会を中心に人気を得やすい政策である財政再建が強調されるあまり、政府は統治能力を低下させ、日本の経済社会は衰え続けました。

 

 「改革の政治」は、まだ終わらせてはなりません。何党であれ、いかなる政治家であれ、「改革の政治」の旗を掲げ、同志の結集を目指すべきです。それが東日本大震災からの復興の加速にもなります。今日の多数に従って己を曲げるのではなく、まっすぐに明日の多数を形成するのが、政治家です。
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

nipponissin1

Author:nipponissin1
   代    表 : 平野 貞夫
   顧    問 : 戸田 邦司
   事 務 局 : 大島 楯臣

カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
動画
 
最新記事
リンク
一新のトランク
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
Translation Tools
QRコード
QR
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!
Powered By FC2ブログ