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新刊『小沢一郎謀殺事件』のご案内

 『小沢一郎謀殺事件』日本の危機は救えるか?―平野貞夫著  定価:1700円+税

        ビジネス社(http://www.business-sha.co.jp/)

  鳥越俊太郎氏推薦! 「これは21世紀のミステリーだ!」

 

は じ め に

小沢一郎謀殺劇こそ日本政治最大の闇と謎


 小沢一郎氏ほど戦後日本政治、いや明治以来の日本憲政史上で、これほど国と国民に身命を捧げている政治家はいない。にもかかわらず(いや、だからこそというべきか)これほどまでに嫌われ続けている政治家もいない。「嫌われる」などという言葉では生易しすぎるかもしれない。「排除」でもまだまだ弱い。むしろ小沢一郎氏を社会的に葬りさろうとする「謀殺」とでもいったほうが正確であろう。この「小沢一郎謀殺劇」こそ、日本政治にとって深くて暗い闇であると同時に最大の謎であり、国民にとって最大の不幸であると私は思っている。

 私は日米安保条約改訂の昭和35年(1960)に法政大学大学院を卒業、衆議院事務局に入り、さらに参議院議員を3期12年務めて、議会と議員の両方から戦後政治をつぶさに体験・体感してきたが、こんな理不尽なことがあってはならない、これは日本の民主主義の死、すなわち日本国民の破滅になると大いなる危機感を抱いている。

 では、いったいなぜそんな理不尽なことが起きたのか、そして今もなお進行中なのか、それはいったい全体誰が何のためにやってきたのか、そしてこれからもやろうとしているのか。それを明らかにすることが、本書の第一の眼日である。

 もちろん、戦後政治の闇の中から謎を解き明かし、「小沢一郎政治謀殺劇」の仕掛けた人たちと彼らの動機を暴きだすだけでは十分ではない。それは本書の必要条件ではあるが、それだけでは十分条件は満たされてはいない。なんとなれば、それを明らかにしたところで、小沢一郎謀殺劇を終わらせないかぎり、日本は破滅に向かってしまうと私は確信するからだ。したがって、ならばどうすれば小沢一郎氏を復権させ、わが日本を破滅の淵から救いだすことができるのか、その処方を示すことが本書の第2の眼目である。

 

ようこそ、政治ミステリーの謎解きへ


 では、あらかじめ本書の二つの眼目へ向けた展開を簡単にご案内しておく。

 まず第1章においては、小沢一郎氏がゆるぎない政治理念をもった真の改革者であるがゆえに嫌われるという「政治のパラドックス」を明らかにしたい。そこに、「小沢一郎謀殺劇」の策源地があるからだ。


 続いて第2章では、小沢一郎氏が真の改革者であることによっていかに「排除」の憂き囗にあってきたかを、歴史をおって、ポイントとなる事件とエピソードを例に挙げながら詳らかにする。


 第3章では、戦後政治のエポックである民主党政権による政権交代劇について、小沢一郎氏が大きな役割を演じたにもかかわらず、身内の民主党内から「小沢一郎排除」が生じ、それが鳩山政権から菅政権、野田政権へと進むにつれてついに「小沢一郎謀殺」へと激化していく流れを、彼らの醜悪なる企図とともにあぶりだす。


 第4章では、第2章と第3章で明らかになった「小沢一郎排除・謀殺」に狂奔する政権・政党・政治家たちの背後には、いったい誰がいるのか、小沢一郎謀殺の仕掛け人は誰なのか。そしてここまで執拗に「小沢一郎謀殺」に憑りつかれる彼ら仕掛け人と「共犯者」たちの「総意としての動機」とは何なのか。検察権力と巨大メディア、「原発資本」、さらにはアメリカ政府の影について、分析・追究する。


 第5章では、平成24年(2012)夏、断末魔の民主党と決別して新党を立ち上げ、「小沢一郎謀殺」包囲網に抗して、敢然と立ち上がった小沢一郎氏の「最後の戦い」の決意と真意を明らかにする。


 第6章では、小沢一郎氏が未来を託すホープの一人、達増拓也岩手県知事との対談をもって、小沢一郎氏を復権させ、破滅の淵から日本を救いだすための処方箋を示し、もって本書の「まとめ」としたい。


 おそらく読者諸賢は、少しでも早く真犯人を特定しその動機を明らかにしてほしいと望まれるだろう。しかし、これから語る「小沢一郎謀殺物語」は、いってみれば筋立てが複雑にして登場人物が入り組み、謎が深い「政治ミステリー」でもある。優れたミステリーがそうであるように、犯人の割り出しと真相究明までには手間と暇がかかり、結論よりもそのプロセスにこそ真骨頂と醍醐味がある。いささか長丁場にはなるが、複雑にからまりほつれた謎の糸を一本一本ほぐしていく作業を、読者諸賢も私同様の「政治探偵」となって、知恵をこらしながらお付き合いをいただければ幸いである。

 

目 次

第1章 真の改革者だから嫌われる

    小沢一郎のゆるぎなき政治信条…10

    小沢一郎の歴史認識と自立・共生の思想…17

    小沢一郎の政治的遺伝子…22

 

第2章 自社55年体制を崩壊させた男

    雑巾がけ時代…32

    衆議院議院運営委員長時代…34

    自治大臣から竹下内閣官房副長官へ…37

    自民党幹事長就任と米ソ冷戦の終結…41

    自民党を分裂させた政治改革…48

    天下の奇策、自社さ連立政権…53

    新進党結成と潰えた日本版ペコラ委員会構想…57

    分裂工作に抗し、新進党分党から自由党結成へ…60

    世論とメディアからの高い評価…67

 

第3章 政権交代と小沢一郎 排除から謀殺へ

    「民由合併」…72

    民主党代表に就任…78

    政権交代と鳩山政権…81

    政権交代の民意を裏切り続けた菅政権…89

    野田首相が指揮した「民主党葬送行進曲」…109

 

第4章 誰が何のために小沢一郎を謀殺するのか

    仕掛け人候補そのI 政治家―自民党とそれに続く民主党の守旧政治家…129

    仕掛け人候補その2 官僚1その“兀締め”としての司法検察権力…134

    仕掛け人候補その3 財界-脇役的主役は原発資本とマネー資本…160

    仕掛け人候補その4 背後霊としての巨大メディア…165

    仕掛け人候補その5 影の仕掛け人ジャパンハンドラー…185

    五者連携の謀殺劇…196

 

第5章 さらば民主党! いざ新しい政治の再編へ

    小沢新党に歴史的役割あり!…200

    解散総選挙は自爆テロ…210

    小沢一郎と「日本未来の党」-その結成の真相…218

    第46回衆議院総選挙を総括する…224

    アベノ・ミクスの行方…231

    新たな政治的地平へ…234

    「生活の党」結成の意義…240

    小沢一郎と憲法改正問題…243

    来るべき参院選に向けて…247

 

第6章 特別対談 平野貞夫心達増拓也岩手県知事

    日本を救うのは小沢一郎だ!…249

 

あとがき

 昨年暮の衆院総選挙について、各地の高等裁判所の判決が圧倒的多数の「違憲状態」のみならず、「違憲・無効」とまで宣言した。これに対する国会側の対応は、まことに不誠実で無責任であった。

 私は「メルマガ・日本一新157号」で、違憲総選挙を作為して強行した野田前首相の「政治的責任を問うべし!」との主張を行った。併せて、伊吹衆院議長に対して「事態の収拾をすべし」と進言したが、与野党間の話し合いは決裂したままで、異常事態となっている。

 さらに、安倍首相が憲法96条(改正規定)の単独先行改正を断行したいと、憲法政治を破壊しかねない発言が飛び出すなど、わが国の政治事態は深刻さを増している。これらは、アベノミクスの覚醒効果に酔わされている社会風潮の影響によるものといえる。

 こんな政治情況の中で、ある友人から本書の執筆の話が持ち込まれた。「小沢一郎氏排除と日本政治の危機」をテーマに、緊急出版してはどうか、ということであった。6月中旬には刊行したいとの出版側の強い要望があり、間もなく3年目を迎える「メルマガ・日本一新」の論説を主な素材とし、巻末に岩手県知事の達増拓也氏との対談を掲載して、なんとか刊行にこぎつけた。

 「メルマガ・日本一新」とは、平成22年の夏、日本の政治史に遺すべき政権交代を果たした民主党政権の手で憲法政治が破壊されようとするとき、私の仲間から私の肉声を発信する仕組みをつくる提案があった。私は、国会議員を辞する際「永田町を出て日本一新運動を行う」と約束していた。その経緯で、同年6月17日に、ネットを活用したメルマガとして創刊号を発信することになった。

 本書の刊行が天の配剤か、メルマガ発信から丸3年となり、5月30日で163号を重ねることができた。この間、維持会員の方々には本当にお世話になり、心からお礼を申し上げる。

 本書の刊行に当たっては、達増岩手県知事のご協力に敬意と謝意を表したい。

 なお、「メルマガ・日本一新」にご関心をお持ちの方は、日本一新の会・公開ブログ http://nipponissin1.blog136.fc2.com/ にアクセスしていただくと、上部タブに「入会のご案内」があるので、ここを開いて参照をお願いしたい。

 またご不明のことがあれば、事務局 jimukyoku(@)nipponissin.com お問い合わせ頂きたい。

 

平成25年6月

平野 貞夫妙観

 

付録 小沢一郎関連年表

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