「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について議論する広場」

「日本一新運動」の原点―250

日本一新の会・代表 平野 貞夫妙観

 

○ 日本一新運動 関東圏有志による新年会報告!

 


 1月25日(日)午後2時半から、日本一新の会・オリーブ神奈川・オリーブ千葉の有志による新年会が開催された。国民の政治離れが著しい昨今、参加者の数が心配されたが、なんと80名弱の懐かしい顔・初めての顔で、補助席さえ満席となる盛会であった。

 

(「政治家の責任」について 

小沢さんの見識を知ってもらうための衆議院選出馬だった!)

 

 私の総選挙出馬は国民の中からさまざまな批判や失笑を受けたが、新年会に参加された方々には、絶大なご支援を受けたことに謝意を表して、出馬の真実の動機は何だったのか私の心境を説明した。

 民主党が衰退した原因を、自公両党の協力で消費税増税を実現した野田民主党に反発して、小沢さんが「民主党から集団離党させた」ことにあるとの意見が、与野党にわたって平然と語られていることに、私は深刻な思いを持っていた。特に、当時の民主党現職国会議員の4分の3はその意見で、親しい民主党の複数の幹部も同意見であることから、たびたび大論争になった。マスコミ有識者の見方も同じ線で、政略的に捏造されていた。

 

 消費税増税問題を巡って、平成25年3月から6月まで、野田首相・輿石幹事長・小沢さんが非公式に協議を重ね、その時々に小沢さんから相談を受けていた私としてはことの真相を知る立場にあった。野田・輿石・小沢会談は決裂し、消費税増税に国民は喘ぐようになったが、最後の場面での小沢さんの見識は「政治家の責任と覚悟」とは如何なるものかを示し、歴史に残すべきものがあった。無論、本人がこれを語ることはあり得ない。だからといって、すべての責任を与野党のみならず、社会的風潮として、小沢さんに背負わせる我が国の政治文化を黙認できない私としては、東北ブロックに出馬して「岩手県」で事の真相を公表する絶好のチャンスと考えた。それが平成26年12月10日の「生活の党岩手県連演説会」であった。その要旨の報告を新年会の第一報としたい。

 

 平成24年3月9日、党内の消費税問題の対立で困り果てた城島民主党国対委員長は、お茶の水の居酒屋〝面(おもて)〟で私に対応を相談したのが事の始まりであった。民主党執行部には打開策がなく、知恵を出してくれとのこと。翌日党員資格停止中の小沢さんに民主党の実情を説明、翌月11日、3・11の1周忌式典の夜、小沢―輿石会談がもたれた。小沢さんは独自の調査で地域経済の育成、逆進性対応のセーフティーネットを整備しないと大混乱になると判断していた。1年間関係法案の提出を延期し、必要な整備をした後であれば協力すると輿石幹事長に伝えた。

 この話を、野田政権を支える輿石幹事長が野田首相に伝えたが拒否された。私の推測だが、政権を支える幹事長として首をかけ、自分の〝ことば〟として迫るべきことを、小沢さんの提案として説明したようだ。そして、3月30日、消費税増税法案などを、民主党内だけではなく連立を組んでいた亀井国民新党代表の強い反対を押し切って国会に提出した。それでも、小沢さんは消費税増税法案等を1年間凍結することを、再三開かれた野田・輿石・小沢会談で国民生活と民主党政権存続のため説得し続けたが野田首相は拒絶し続けた。六月十五日、民主・自民・公明の三党は、消費税増税を柱とする社会保障・税一体改革関連法案を修正し、今国会で成立させることで合意した。今日の我が国の政治・経済の混迷の原因は、この3党合意の嘘言にある。それを洞察していた小沢さんを、民主党政権で生かせなかったことが、日本の悲劇であることを国民は知るべきだ。

 私は後日、小沢さんに「何故、野田首相を説得できなかったか」と詰め寄った。ぽつりと語った言葉が私の心に残っている。「どうしても消費税を増税したいなら、成立後『何故、増税か』を丁寧に国民に説明し首相を辞めるなら協力する。政治家の究極の責任とはそういうものだ。国民は増税へ多少の理解をするだろうし、政権交代の総選挙で国民との公約を破った民主党の責任も軽減されよう。反対を貫いてきた私が協力することに対する国民の批判は敢えて背負う」と。我が国でこの「小沢見識」を理解する政治文化が失われていることが、最大の問題である。

 

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