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西岡武夫議長記者会見

西岡武夫参議院議長の7日午後、国会内で記者会見全文

 

 {4月1日「私たちの国が危ない!-1」の記載内容で一部が動いた}
 
 「これまでもたびたび申し上げてきたことだが、今回はぜひ、皆さん方に報道していただきたい。 

 と申しますのは、首相はまたもや会議をおつくりになる。復興構想会議という。

 何かトップも具体的な名前が出てましたけども、その具体的なお名前が出ていた方には申し訳ないんですけどね、その方がどうってことじゃなくて、そう会議をまたやられるのかと。いつまで会議をやっているのか。内閣総理大臣たるものは、まずこれだけのことが起こったわけですから、国民の皆様方に対して、内閣総理大臣として、こういう方向で復興するんだ、福島原発の問題については、きわめて大変な問題だけれども、こういう方向で、自分としては具体的に取り組むんだということをおっしゃるべきだ。

 電力が不足している。確かに福島の原発がこういう状態になったので、電力が不足する。しかも、東日本と西日本とでは電気の互換性がない。電流を100万キロワットしかもってこれない。いろんな専門の方にお聞きしましたが、にわかに、今年の夏に間に合うような形で、西日本の電力を東にもってくるというようなことを、100万キロワットはできているわけですから、そういうやり方はないのかとおたずねしましたが、かなりの時間がかかる、と。

 お金がかかるということについては、かなりの国費を投じていいと思うんですけれども、かなり時間がかかるということで間に合わない。ということであれば、たとえばこの間の会見でも申し上げましたけれども、タイから持ってくるというのは、ガスタービンによる発電とか具体的な発電、早くできる施設をできるだけ早くつくるということに手をつけるべきであるし、今から産業界、もちろん家庭もそうですけども、産業界に電力の供給を今から何十パーセント節約しろとか何とかということで日本の経済をこれ以上、負の連鎖が起こるようなことをやるべきではない。全力を尽くして電力不足に対しての対策をまずつくるべきであって、経済産業省はまったくうしろ向きのそういうことを考えるのは信じられないと私は感じております。

 

 整理すると、復興構想会議というのはもうやめてもらって、首相としてどう復興するかという方針をきちんと示して、そして具体的に、たとえば仙台なら仙台に東北復興府というようなものを設置して、具体的に復興にとりかかる。それにはこの前会見で申し上げたように、国土計画を、都市計画をどうするのかということも根本的にやり直す。そういうことを示すべきではないか。菅内閣が今の状態で日本の国政を担当するということは許されないと思うんですね、将来にわたって。  

 立法府の立場でございますから、あまり具体的なことは今まで申し上げませんでしたけれども、たとえば3月11日、その日のうちにとは申しませんけれども、少なくとも12日に、緊急事態法という法律を政府が提出されて、これはまあ、衆議院議長とはお話ししておりませんが、その日のうちに衆議院も参議院もその法律を通してくれと。もちろん、各会派には私相談しておりませんけれども、政府がお出しになれば、12日の日に私は通ったと思います。そういうことをまずやって対応すべきではなかったか。私もあのときやっぱり申し上げるべきだったかな、と思っております、その後の政府のやり方を見ておりますと。これはもうとんでもないことだと私は思うんです。

 たとえば、これも皆様方に申し上げましたけれども、避難勧告とか立ち入り禁止とかというようなことは、ご承知の通りに、市町村長の権限ですから。
 10キロだ20キロだということは市町村長と当然ご相談になった上で、政府はやられたはずなんです。それを政府としてやるならば、やはり緊急事態法というものをつくって政府の権限でそういうことをきちっとやっていくということを本来ならやるべきではなかったか。だから、20キロから30キロという問題がずっと尾を引いて、これはもう前に私、指摘をしましたけれども、政府がどうにもできないでいるというのはそこから来ているわけです。もうスタートの時点で間違っていた、対応が。それともう一つは官房長官の記者会見、これはもう官房長官、これも申し上げた通りに、大変だと思います、今まで。

 

 しかし、具体的な、たとえば、農作物にしても、出荷停止っていいながら、しかし、安全だ、と。この言い方がどれだけ、これは、東北地方だけじゃなくて、東京にしても、他の地域にしても、全部に影響を与えたと私は思うんです。やはり政府が出荷停止ということを言っちゃうと、後から安全だと言ったって、これは混乱しますから。どっちかにしなきゃいけないかんですね、これは。

 本当に出荷停止しなければいけないほど危険ならば、放射能の危険があるならば、出荷停止をぴしっとやる。念のためとか安全だけどやるとか、とんでもないこれは私は政府の失態だと思います。

 それともう一つは、ここ数日前の原子炉から出た汚水を海に流した。これ漁業関係者にも何も知らされなかったと報道では聞いていますが、またテレビなどで漁業の方が怒っておられましてね、東電が謝っているところも、私拝見しましたけどね、東電にしても何にしても、水産関係の方に黙ってあれを流しちゃったというのはとんでもないことだと思うんですね。これは政府が知らないはずはないと私は思います。東電独自でやったとはいわせない。またそれだったらば政府の怠慢ですから。こういうことがずっと積み重なっているという状況というのは・・・。

 

 今後こんなことで政府はおやりになって、また復興構想会議でいろいろご議論になる。議論なんかしている暇ないんですから、ということを強く申し上げたい。実は昨日、女川町のある学校の先生から、私、携帯電話を、割に、いろんな方にお教えしているもんだから、全然知らない先生ですけど、電話かかってきたんですね。困っている、と。教科書もない。紙も鉛筆もない。ランドセルも、まあ、ランドセルは、皆さんランドセルとおっしゃっているけれども、やっぱり教科書はノートや鉛筆っていうことでしょうね。当分の間、ランドセルはなくても、紙袋でもいいわけですからね。そういうことを私に直接、一教師の方が連絡してこられたんですね。

 

 すぐ文部科学省の初級局長に私はそれを話ました。で、十分行き届いているなんていっているけれども、実際はそうではないというのは初級局長も知ってました。校長先生もそばにいておられたらしくて、話を、電話かわって聞いたんですけどね。現地に行っている方から、直接私は、私の知り合いもいろんな東北の地域に行っておられまして、テレビの報道では昨日あたりは、ガソリンスタンドもだいたい、ガソリンが来ていると。並ばないですんだということをおっしゃっているご婦人の方もおられた。

 ところがもう一歩、深く入っていくとやっぱり全然ないんですね、エネルギーが。という報告を私は昨日受けています。私も現地に行きたいと思っているんですけれどもなかなか時間的に、かなりの時間がかかるので、私もちょっとヘリコプターまではあれしておりませんので、行っておりませんけれども、そうして直接私に電話がかかってくることを考えると、結局文部科学省はそういう権限がないんですよね。ご承知のように。教育委員会が持っているんです。指導助言はできますけれども、具体的な責任を文部科学省は取るという仕組みになっていないんです、法制的に。だからそういう場合も緊急事態法の中で、そういう責任というものをきちっと政府が持つということが書かれなければなかなか簡単にいかないというところもあります。そういうことを考えますと、一番私は今までテレビのニュースやなんかで見ていて、ずいぶんすごい指導者がいるなと思ったのは、今度の災害の中で一番、福島は別として、被害にあった気仙沼ですね。津波と大火事と両方の被害にあってますね。そこの漁協の責任者が、みんな漁業の、名前はちょっと分からなかったんですけれども、200人ぐらい集めて、気仙沼は6月のはじめに魚の水揚げをやると、ぱっと方針を示して、みんなの前でおっしゃている姿をテレビで拝見しました。

 これは、気仙沼の漁業の責任者は組合長かよく分かりませんけれども、これぐらいのことは内閣総理大臣やったらどうだ、と思いました。たくさんございますけれども、以上です。」

 

--先ほど、菅内閣が今の状態で日本の国政を担当するのは許されないと述べたが、要は菅首相は退陣すべきだということか

 

 「いや、こういうことをやっているならですよ。まあ、明日からでも改めていただけれればいいですけれどもね。また会議ですかね。官邸の中、私ちょっと、1月の名簿見てみたんですね。参事官だとか、何ですか、ものすごい数が入っているんですね。まあ、ワイマール憲法下で会議は踊るという、その当時のことを風刺した映画が昔ありましたけどね、会議が踊っているんじゃないですかね。やっぱり立法府としてももうちょっと、私は参議院議長としては黙っていられないという気持ちですね」

 

 --復興構想会議に対して批判的なご意見で、代わりに東北復興府をつくったらどうかと…

 

 「どうかじゃなくて、もう具体的にやらなきゃだめだと言っているんですよね」

 

 --それは政府からどのぐらいのクラスの人がトップに立つとか、具体的なイメージはお持ちか

 

 「持っています」

 

 --閣僚がトップに

 

 「閣僚がいかなくてもいいと思いますよ。民間・・・。まあ、今の内閣で、どうですかねえ、全責任持っておやりになられる方がおられるかどうか。民間の方でもいいと思いますね。予算とか法制度とか、全部政府と国会が責任を持つと」 

 

--今1次補正予算の編成が進んでいる。これを一日も早く成立させて復興復旧に進めてもらいたいということでは合意ができていると思うが、一方で参院はねじれている。議長としてはこのねじれの中で、この補正を早く成立させるために与野党どういうふうな姿勢で臨んでほしい、あるいはこういうふうにやってもらいたいというお考えはないか。

 

 「それはもう与党とか野党ではない、と私は思ってますから。そのことについてはねじれなんて問題については、いささかも心配していません。ただ、今緊急にやらなきゃいけない問題がたくさんあります。ところがどういう予算を組まれるのか、たったそれぐらいの規模でいいのか、今言われているような。2兆円とか3兆円の規模でいいのかどうか。たとえば、漁業の問題一つとっても、漁船をみんななくしちゃったわけでしょ。何隻ぐらいになっているのかなあ。それをどうするか。たとえばですよ。それが本当にいい考えかどうかは別として、たとえば政府が漁船を全部つくって、漁民の皆さん方に、漁協と相談してですけれども、安い値段でリースするとか、そういう具体的なことを一つ一つやっていかないと何にも進まないじゃないか。それと、前、これもお話ししたんですけども、仮設住宅、土地、それぞれの市町村でそれぞれ土地を用意してもらうことはできると思うんですね。これに全力を挙げるべきだと思うんですね。仮設住宅を。これが一番急がれるんじゃないでしょうかね。いわゆる経済的なことは別として、国民の、地域の皆様方の、生活ということを考えれば。これに全力を挙げると。そのために予算を使うと。そういう問題とか、それから各国からもまた多くの皆さん方から、昨日の段階で赤十字に来ているだけで870億とかなんとかでしたかね、正確な数字は私は分かりませんが、それなんかの配布の仕方も難しいということになってますけれども、これは、私が自分で具体的に提案して実行したことですから、それはちょっともう今、時間的にあれですから。いろいろやり方ありますから。子供たちが7000人結局転校しているわけですね。子供たちのこともどうやってやるのか。すぐやることはいっぱいあるわけですね。 

 それともう一点申し上げると東電の国有化っていう話がはじめ、ちょっとありましたよね。あるいは、今、東電と国はどういう関係になっているのか、どうされようとしているのか。なんか、思いつきでぽんぽんと政府はときどきおっしゃるけれども、どうしようとしているのか。東電の問題を。東電の方が謝りに行ってましたよね、昨日。汚水の垂れ流しついて。あれなんかですね、政府との関係どうなっているのかと思いますね。あれをやってから公になるというのは、これはもう許されざる行政だと思いますけどね。

 出荷停止をした、今度は漁業にまで及んだわけですけれども、全然売れていないやつを農家にお金をお払いしているのかどうかですね。予備費あるんですから。予算が成立したわけですから。それから払っているのかどうか。そのことを速やかに…。復興構想会議なんていうのは、総理大臣がこういう方向で復興するんだという方向を示して、それが先ですよ。構想会議なんてやってまた会議、いくつ会議つくれば気が済むのか。責任逃れとしか思えないですね

 

 --今は菅総理大臣の顔、主体性が見えない?

 

 「顔が見えなくてもやることやってくれればいいですよね」--やることをやっていない。だってやっていないでしょ。今から構想するんでしょ。方針決めなければ構想できないでしょ」

 

 --つまりは菅首相はリーダーとして失格だということか

 

 「いや、改められれば、失格とは申し上げないですけどね。だから、皆さんが少し報道していただかないと、私が直接総理大臣のところ行って文句言ったときは最後ですからね」

 

 --汚水の放出の問題で、こういうことは許されざる行政だと述べられたが、今後も議長が許される行政だと述べられるような対応が今の政権だと続くのではないかというご懸念はお持ちでないでしょうか。

 

 「ですから、これ、今日の会見を皆さん方がちゃんと、私が言った通り、というと語弊がありますけれども、私かなり厳しく申し上げているつもりですけれども、それでも総理大臣がお聞きにならなければ、アクションを起こさざるを得ないですね。毎日困っているんですから、みなさん」

 

 --どういったアクションをお考えか

 

 「それは、それは・・・・。これは皆さん方に報道していただかないと、総理大臣の耳には届かないからですね、何とも言えないんですけれども。(首相に)この参議院のホームページでも開いていただく余裕があればですけど、ないでしょうからね

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