「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について議論する広場」

「日本一新運動」の原点―343

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            日本一新の会・代表 平野 貞夫妙観

〇 米国大統領選挙と日本政治

 

 米国の大統領選挙は現地時間で11月8日、日本時間で9日に行われる。結果が判明するのは日本時間で早くても10日になる。民主党のクリントンが勝利するのか、はたまた共和党のトランプ

が勝つのか、誰もが確信的予想ができない状況だ。19日(木)が丁度メルマガの発信日になるので、早めにこの大統領選の重大さについてコメントしておきたい。

 米国の大多数の有権者が「クリントンは嫌いだ」、「トランプは恥ずかしい」の二者選択だといわれている。この背景にあるのは、米国の政治構造が激変しているからだ。それはクリントンは民主党の候補者ではなく、共和党系のネオ・コン族に支えられ、グローバル軍事資本を代表する大統領となることに対する米国市民の率直な気持ちだ。

 

 クリントンの「収まったメール問題」を、投票日直前にオバマ民主党政権下のコミーFBI長官が再捜査を声明した。これは事実上の「選挙妨害」である。民主党政権下で、重要ポストの人物が、あえて暴挙を行うには余程の問題があるといえる。それは、クリントン大統領が出現した場合、グローバル軍事資本が「新軍事資本主義」を拡大させ、世界中を戦争・紛争状態にすることを阻止するための、民主党良識派の抵抗であるのかも知れない。

 一方トランプの方だが「米国ファースト」で、人種的差別さえ公言することは困ったことだ。大統領となれば「反知性政治」を展開していくだろうし、米国の信頼を失わしめるようになろう。その時、米国の良識が回復できるか否かが問題である。

 

 さて日本政治のことだが、安倍自公政権はクリントンとトランプの悪い部分を併せ持ち併せている。日本の狂気がつくりだした政権だ。官・財・メディアの〝自分だけ良ければ〟というバケモノたちの政権であることを、日本人は気づくべきだ。

 

〇 私の「共産党物語」 28

(民主党と自由党の合併を機に引退を決意)

 

 平成12年4月に成立した森喜朗自公保政権は、国民から放言や失政を批判され森首相自身も限界を知り退陣を決意する。自民党はこともあろうに、第151通常国会の真っ最中、平成13年4月24日に自民党総裁選挙を行う。橋本龍太郎と小泉純一郎の闘いとなる。

 誰もが予想しなかった小泉候補が勝利し世の中が大騒ぎになる。小泉自公保政権は米国従属の新自由主義政策を展開して、日本中を格差社会に塗り替えていく。この弱肉強食政治に危惧する有識者から〝早急に政権交代を行うべきだ〟との声が出るようになったのが平成14年の後半であった。

 吉田茂元首相の秘書役だった松野頼三氏(元自民党政調会長)が、鳩山民主党代表と小沢自由党党首に両党の合流を進言する。これを機にさまざまな動きがあり翌15年7月に自由党を解党し、無条件で民主党に合流することを菅民主党代表と小沢自由党党首で合意する。

 私は早急な民主党との合流に慎重論であったが小沢党首の「日本再生のため残された時間は少ない」との説得を受け入れ合流を推進していく。9月26日には、新しい民主党として合併合流党大会が開かれた。新しい民主党は、直後の11月9日の衆議院総選挙で177議席と躍進し、比例代表の得票が自民党を上回った。

 民主党と自由党の合流という小沢氏の判断は正しかった。しかし私にとって平成15年の暮れには悩みがあった。参議院議員の任期を半年残し3期目の挑戦をすべきか否か決断の時期であった。自由党が解党しなければ、当然出馬するつもりで準備していた。

 新しい民主党の中で、全国比例から出馬予定の旧自由党議員は選対委員長の渡辺秀央氏と私の2人であった。民主党の比例区候補者は、それぞれに労組や宗教団体の組織を中心に準備が進められていた。比例区候補者の選挙対策方針が朝令暮改するうちに、私への情報が閉ざされ、民主党のやり方にアンフェアなものを感じていた。

 

 そんな折に小沢さんから電話があったのは12月20日だった。「渡辺選対委員長から言われて神奈川県の田中慶秋(衆院議員)」に、君のことをよろしく頼めということだったので頼んでおいた。南関東ブロックを中心に比例区からの出馬なので頑張るように・・・・」

 

 私は翌日、小沢さんと直接会い、

「私の選挙に、どうして貴方が渡辺氏や田中氏に頭を下げるのか、私はあの2人を真っ当な政治家とは思っていない。仮に当選しても、彼らに気遣う政治生活を送りたくない。国会議員だけが政治を変える仕事ではない。参議院議員に出馬しない」 と宣告した。

小沢さんは驚き、「年明けにゆっくり話そう」ということになった。

 

 年明けの1月5日、小沢邸で約2時間2人で徹底して議論した。出馬辞退を思い直すよう説得する小沢一郎に、私は本音で、

「現在の民主党は、自分のことしか考えない人ばかりだ。自由党を解党した意味が失われている。私が当選しても民主党内のトラブルメーカーになるだけです。小沢自由党は解党しても『日本一新』の実現は必要です。このままだと、永田町の『日本一新』に過ぎません。それでは日本は変わりません。日本国民の『日本一新』にしなければ、小沢構想は生きません。国会議員のバッジを付けたままなら、誰も耳を傾けないほど国民は政治離れをしています。それに加えて、国会の外で小沢構想を理解する有識者は少なく、メディアの多くも反小沢です。私は辻立ちをやってでも、永田町でどんな馬鹿な政治をやっているのか、これで良いのかを国民に訴えて行きたい。『市民による日本一新の会』をつくります。国会議員という立場を捨てます。『得るは捨つるにあり』を実行します」。

 

 すると小沢さんは「わかった。僕も議員を辞めて国民に訴える」ととんでもないことをいう。「これは分業です。辛いでしょうが貴方には国会議員を続けてもらいたい。小沢一郎が平成5年6月に自民党を出て、真の改革を標榜してきたが、これまで同じやり方の繰り返しだった。今日ほど国会が国民から無視された時代はない。もはや内部からだけの改革は無理です。私は小沢構想を国民市民の立場で主張します」と説明して、快く理解してもらった。

 

(参議院本会議場で、共産党幹部から叱られた話)

 

「次期、参議院選挙に出馬しない」という話題は「いよいよ平野も小沢から離れるのか」と曲解された。私は「参議院議員は引退するが、政治からは引退しない」と格好を付け、小沢離れの誤解を消した。その話題が収まった3月末、参議院本会議が開かれている最中、雑談ではあったが私の放言が共産党の幹部を怒らせた。

 平成16年3月26日だった。第158回通常国会平成16年度総予算の予算委員会審議が終わり、本会議に上程し成立する日であった。総予算の本会議といえば、各党の討論とか、記名投票など約80分ほどの時間を要する。その間、出席議員全員がまじめに黙って座っているわけではない。

 

 この時期、参議院本会議の議席の各党への割り振りは民主党側が2人食み出して共産党側のブロックに入っていた。民主党国対は、党内での「食み出し者」、角田義一と平野貞夫を食み出し席に割り当てた。角田氏も私も、別にそのことに文句はなかった。

本会議の総予算審議に退屈している角田氏が、私の背後の席から共産党の議員に聞こえるように上州弁で、こう話しかけてきた。

 

「平野さん、あんた小沢一郎の懐刀とかいわれて、政党再編とか政権交代とか大きなことを言っていたが、結局失敗して引退するのか。まだ任期は3ヵ月残っている。〝知恵袋〟と言われるのなら、何か考え出せよ」。


角田氏にすれば冗談のからかい半分と、小泉政権が続ける庶民イジメに対する反発もあったようだ。

「平野さん、あんた小沢一郎の懐刀とかいわれて、政党再編とか政権交代とか大きなことを言っていたが、結局失敗して引退するのか。まだ任期は3ヵ月残っている。〝知恵袋〟と言われるのなら、何か考え出せよ」。


角田氏にすれば冗談のからかい半分と、小泉政権が続ける庶民イジメに対する反発もあったようだ。

 

「細川非自民政権成立までは良かったが、自民党や社会党の談合政治家に敗けました。小泉政権を倒して政権交代を早期に実現できる方策が、ひとつだけありますよ」


「ほぉ、是非それを教えて欲しいよ!」


「それは小泉政権に反対する各党派の国会議員が、全員で共産党に入党することですよ」


「それは無理だ。共産党は入党させてくれないだろう」


と角田氏が大声で面白がっていると、共産党議席の某幹部が「平野さん、こんな公式の場で〝巫山戯ない〟でください」と叱りつけられた。

 

 確かに私の発想は奇想天外なものだ。しかし、何ごとも行き詰まった時には発想の大転換が必要であることに反論する人はいないだろう。                   

(続く)

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