「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について議論する広場」

「日本一新運動」の原点―346

◇予備会員(会費切会員を含む)への配信は周回遅れで配信します。

  当ブログも同様に周回遅れで掲載しています。


日本一新の会・代表 平野 貞夫妙観

 

〇 「ラジオ日本」聴取者の反響に驚いた!

 

 11月16日(水)、友人である時事通信解説委員長の山口恵資氏から、東京新聞(12日朝刊)の『反響欄』コピーがファックスで届いた。そこには千葉県八街市の村松千秋氏(68歳)の実名で、マスコミ報道への声であった。転載しよう。

 

◆「マット安川のずばり勝負」(4日・ラジオ日本)政治評論家の平野貞夫さんが大手メディアと政権の癒着、評論家の選定方法、重大ニュースのぼかし方などを、経験を交えて語ってくれた。うなづける話ばかりで気分がすっきりした。

 私の話で気分がスッキリしてくれるとは有り難いことだ。このラジオ放送は11月4日に放送されたもので、要旨は『月刊日本』12月号に掲載されている。さらなる要点を整理しておきます。

 

〇マット安川 クリントン氏もトランプ氏も、TPPに反対していますが。

〇平野 米国がTPPを批准するには、大統領の署名はもちろんのこと、議会の承認を得なければなりません。しかし、現時点ではTPPを承認する様子はありません。こんな状 況で強行採決でもしたら、世界から笑われるだけです。

〇安川 大手メディアでは、TPP賛成の意見が多いようですが。

〇平野 TPPが導入されると、恩恵を受ける一部の大手企業を中心にお金が動きます。そこから広告を得ている新聞テレビにとっては、国民生活は二の次で自分たちの利益ばかりを考えるようになっているんですよ。政府のマスメディアへの広告費も巨額になっており、官邸の圧力が日常的になっているようです。テレビのコメンテーターに、反政府的発言をする有識者を排除しています。元記者たちが各テレビ局を掛け持ちして、官邸のPR役をして経済的・社会的利益を得ています。日本には社会の木鐸として機能するマスメディアはありません。ラジオや地方紙が頑張っています。

〇安川 今年、平野さんが上梓された『田中角栄を葬ったのは誰だ』は売れているそうで

        すね。

〇平野 発行部数自体が少ないので実はそれほど売れていません。その割にはまじめに読んでくれた方から反響があります。某社から『フィクションではなく、角栄さんの本当の姿を書いて欲しい』と、年明けの2月20日を発売日にすることを決めて、執筆依頼があり困っています。

〇安川 今年の12月にも出版予定があるそうですね。

〇平野 『野党協力の深層』という新書です。小沢さんが政権交代への戦略を語り、私が、戦後共産党はいかに大転換に至ったのか、共産党国会裏面史を執筆しました。

〇安川 野党協力に、民進党は前向きですか。

〇平野 小沢さんは、民進党も入れた野党一致の体制ができれば政権交代はできると、懸命に民進党を説得しており動きが出ました。

〇安川 野党共闘の流れは昨年の安保法制から出てきたのですか。

〇平野 昨年、集団的自衛権の行使が容認されたことで憲法9条が葬られ、自衛隊の海外派兵が可能になりました。これは金融資本主義ではこれ以上の経済成長が見込めないので、戦争の恐怖を煽ったり、諸国間に緊張をつくったり、戦争を起こしたりして、軍需を基に「軍事資本主義」で、グローバル軍事資本が新しい金儲けをするためのものです。安倍自公政権をこれ以上続けさせると、日本は戦前の軍事国家の再現となります。野党協力はそれを止める歴史的役割があります。

 

 

〇 私の「共産党物語」 31

(村山元首相の出版記念会で志位共産党委員長と久しぶりに会う)

 

 志位共産党委員長が発信した『国民連合政府への決断』の興奮が覚めやらぬ平成27年11月5日、憲政記念館で開かれた出版記念会に小沢一郎さんの代理で挨拶した。控え室に集まったのは、村山・菅両元首相、志位共産党委員長、吉田社民党委員長等々である。小沢さんがいないことを肴にして欠席裁判となる。

 

〇村山元首相 細川政権をつくって自民党政権を壊した小沢さんに、もう一度自民党を倒してもらわんといかん!。このままだと日本はダメになる。小沢さんによろしく・・・・。

〇菅元首相 小沢さんは政権を倒すのが得意だから、何かやってくれるだろう。

 

 志位委員長は時の人だけに終始ニコニコして何も言わなかった。

 村山元首相は、現在の政治情況で小沢さんの活動に強く期待している言動であった。一方、菅元首相は「小沢に政権を倒された」との怨念を残したままだった。自己反省ができない品格に、民主党指導者の特性を感じた。

 出版パーティーでは格上の順で挨拶を行ったが、志位委員長の挨拶が立派だった。何にしろ、社民党の旧社会党左派、共産党を除名された全共闘や元過激派、自治労OBで溢れた会合である。志位委員長は、野党協力の話題を抑えて『戦後70年・安倍談話』を批判し、村山元首相を持ち上げていた。注目したのは、『安倍談話』の中に「日露戦争は、植民地支配にあった多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけたとは、事実と異なり歴史を曲解させた」という指摘だった。

 私は、小沢さんが出席できないのは、同時刻にベトナムの青少年との国際交流を主催しているので「代理で挨拶してくれ」と頼まれた。「格下だから」といって断ったところ、「あんたが村山総理に一番いやらしい質問をしていたのでお詫びしてこい」と言われて出てきた、と笑わせて挨拶に入った。かつての『村山談話』を継承し発展させることを指針とすれば、「野党協力は成功する」と、村山元首相を持ち上げておいた。

 

 来賓の挨拶が終わって懇談に入ると志位委員長に同行していた穀田国対委員長が「お願いがある」と近づいてきた。「所用があって私はこれで失礼するが、志位委員長はもう暫くいる。昨年まで共産党嫌いだった人たちの会合だから、話し相手になってやって欲しい」とのこと。丁度良い機会だった。

 

〇平野 私の孫が都内の私立大学で音楽を学んでいます。ピアニスト・志位委員長のファンですよ。

〇志位 そうなんですか。

〇平野 9月19日の決断は歴史的なもの。

〇志位 そんな大変なものではなく、積み上げてきた結果です。これからも一段づつ階段を上るつもりでやります。

〇平野 実は私は共産党といえば大変なトラウマがあったんです。大正時代から戦前三親等内で3人入党しているんですよ。土佐の保守本流の家系でしたが、その人たちの生き方は大変なものでした。衆議院事務局で自社談合ワイロ政治をストップさせるため、何時、共産党が「孤高の正義主義」を変えるか、秘書時代に前尾繁三郎議長と課題にしていました。私は来月80歳になりますが、生きている間に共産党がこんな決断をするとは思いませんでした。

〇志位 小沢さんには、いろいろ協力して貰っています。貴方もこれから忙しくなりますよ。

 

 志位委員長は言葉は少なかったが、誠実さはじんわりと伝わる暖かさがあった。その後、平成27年の暮れにかけて5野党の非公式な協議が続いたが、民主党内の都合で協議が続かず9月19日の志位委員長提案の野党合意は、年を越すことになる。

(続く)

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   代    表 : 平野 貞夫
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