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「日本一新運動」の原点―351

◇予備会員(会費切会員を含む)への配信は周回遅れで配信します。

  当ブログも同様に周回遅れで掲載しています。

              日本一新の会事務局

 

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 迎  春         平成29年 元旦

 

昨年7月に『田中角栄を葬ったのは誰だ』(K&Kプレス社)、12月に『野党協力の深層』(詩想社)、新春二月に『K&Kベストセラーズ』から『田中角栄―すごみと弱さの実像』を世に問えと要請され準備しています。平均寿命を過ぎても運命に扱き使われており、本年も正論・直言・放言で、世間の嫌われ者になるのが私の仕事と思っています。

             日本一新の会代表 平 野 貞 夫

 

 

◎「日本一新運動」の原点―351

 

            日本一新の会・代表 平野 貞夫妙観

 

〇「酉(とり)年」について

 

 酉の古字は 徳利の象形の中に2本の棒を加えて、酒が入っていることを表した文字といわれている。その「酉」が、暦(こよみ)で「鳥」の代わりに用いられているわけは、勉強不足の私には解明できていないので、ご存じの方があれば教えて欲しい。

 

 一口に「鳥」といってもまったく「色とりどり」である。平和の象徴の「鳩」もいれば戦いを好む「鷲」もいる。純白な「鷺」もあれば、真っ黒な「烏」もいる。果たして今年はチルチル・ミチルが探し求めた幸福の「青い鳥」が見つかるか、中々に難しいことだろう。「鳥インフルエンザ」という難病が日本で流行しているが、「青い鳥」を探す計画と努力は、日本人として怠ってはならない。

 ところで、暦で鳥といえば「鶏」のことを人間はイメージしてきた。「鷄は五徳を備えているからである。五つの徳といえば、1)頭に冠を戴く「文」、2)足に蹴爪をもつ「武」、3)敵が前にあれば敢えて闘う「勇」、4)食を見て相呼ぶのは「仁」、5)夜を守って時を失わない「信」、である。

 

 これらのことから「鷄は徳禽」ともいわれる。鷹のように高くは飛ばず、雲雀のように長くはさえずらず、孔雀のように華美に飾らず、時を告げ卵を産み肉を供して人のためになること、鷄にかなうものはない。世の指導者たちがこの五徳を発揮すれば人類が「幸福の青い鳥」を見つけることも可能と思う。

 

〇『野党協力の深層』の反響

 

 昨年12月16日(金)に発売した『野党協力の深層』に対し、多くの人たちから感想やご意見をいただいた。感謝しながらも主なものを紹介しておきたい。

 

 最初に、わざわざ鹿児島から電話をいただいた木村朗鹿児島大学教授(平和学)からであった。「小沢一郎さんの、自民党時代からの政治理念と行動、共産党の新憲法下の国会活動の実態を、よくここまで公開してくれましたね。全国会議員が熟読すべきですよ」とのこと。

 次に「憲法改正国民投票を考える会」で挨拶した井上達夫東大教授(法哲学)に贈呈していたところ井上教授から小林よしのり氏と対談した新著『ザ・議論』を届けてくれた。その中にメモとして「自前の組織と自前の政策ブレーンを持つ点で共産党は日本には希有な近代政党です。大転換して「確かな野党」(笑)ではない『政権をとれる野党』の一翼を担って貰いたいと私も思っています」とのこと。さすが、「本流リベラルだと感動した。

 

 さて、共産党側からの反響だが、志位委員長から直接聴いたという人物の話によると、第2部第4章の「共産党との共闘が始まる」のところで、森喜朗政権の平成12年の秋、翌年の参議院選挙対策のため参議院比例区の投票を「個人名」でも投票できる改悪を強行審議した時期だ。共産党を含む全野党が審議拒否をして、野党代表が新橋駅前広場で街頭抗議演説会を行ったときだった。

 私が民主政治の破壊が行われるなら「市民は蜂起すべきだ」と演説したことに、当時の志位書記局長から「市民に〝蜂起〟を呼びかけることは、やめてください」と注意されたことを、『野党共闘でわかった共産党の変化』の項で述べておいた。志位委員長はこれを忘れていたとのことで、思い出して懐かしがり、記述を喜んでいたとのこと。

 共産党の地方議員のブログにも感想が出ていると、日本一新の会事務局からコピーが届いた。府中市の結城市議会議員で、刊行の目的や内容を実に適切にまとめて紹介してくれ、感想として、「日本共産党は他党の政治家から見ても、本気で政権に参加し、政権を担う覚悟を持って臨んでいること、そのために生臭い政局にも積極果敢に、戦いを挑んでいる志位委員長の政治姿勢も読みとることもできました。ぜひみなさん。ご一読ください」と結んでいた。

 

 驚いたのはかつて自民党系良識派と言われる数人の有識者からの電話だった。共産党の大転換がこれからの民主政治健全化の鍵だと、井上東大教授と同じ意見だった。永田町では「隠れ共産党の平野が、小沢を隠れ共産党にした」と、悪口や冷やかし放言が流れているが、保守本流の常識を持つ人間は時代の変化を理解していると安心した。

 この新書を刊行するにあたって私の最大の悩みは出版社の選択であった。突然の緊急出版であり、出版社に運の悪い私の能力に限界があった。それを助けてくれたのが、植草一秀さんであった。

『詩想社』を紹介してもらい、短い時間に効率的に編集などの作ができ、予定どおり平成28年内の刊行ができた。その植草さんがご自身のブログで紹介までしてくれた。「『野党協力の深層』見極め国民政権樹立の道探る」という文章であった。

「水と油の融合は可能だろうか」という見出しで、民主党政権を樹立し崩壊に至る原因から始まり、要点は次の通り。

 

「平野貞夫元参議院議員が自由党代表の小沢一郎衆議院議員との最新の対談をも収録して『野党協力の深層』(詩想社新書)を出版された。帯には「共産党の大転換・自由党の再起動」。

 これまで明かされなかった共産党との国会秘話とともに、共産党大転換の過程を追い野党協力・政権交代への道を探る書である。

 2015年9月19日に、安倍政権は憲法破壊の戦争法を強行制定した。この暴挙を受けて共産党は戦争法廃止を軸に国民連合政府を呼びかけた。これを契機に野党共闘への動きが活発化し、2016年7月参議院選挙では一定の成果も生まれている。しかし、議会で過半数議席を占有しなければ政権交代を現実化することはできない。32ある1人区の中の11選挙区で野党共闘が勝利を収めても、政権交代には至らない。政治は自己満足では意味がない。

 小沢一郎氏は野党4党の共闘を広く呼び掛けるが、この運動を破壊しようとする勢力が懸命にアピールしていることが、国民や民進党の中にある〝小沢一郎元民主党代表に対する心理的拒否反応〟と〝共産党に対する歴史的拒否反応〟であると平野氏は指摘する。

 まさにその通りである。しかし、このプロパガンダを懸命にまき散らしているのは、紛れもなく、民進党内に巣くう「汚れた油」勢力であると私は判断する。」植草さんのご尽力に心から感謝したい。

 

〇平成29年(2017年)の政局予測

 

1)安倍政権の行方 

 昨年の暮、『日刊ゲンダイ』12月29日付の「2017激動先読み」に「小池知事電撃辞任戦略と五輪返上」との予測が出ていた。これはないと思う。可能性があるのはむしろ「安倍首相の電撃辞任」の方だ。

 暮れに安倍首相が真珠湾を訪問、オバマ米大統領の前での演説を聞くにこれほど言行不一致の発言はない。昨年の安保法制強行成立以来の好戦的政治言動を続けた安倍首相からは想定できない「不戦の決意」であった。分裂症性パラノイアが進んだのかと心配だ。

 持病の治療で、ステロイドの過剰使用が精神に異常をもたらしている疑いがあり、精密検査の必要がある。「電撃辞任」がなければ、「衆議院の異常突発解散」があり得る。真珠湾に同行した政治的分身の稲田防衛大臣が、帰国早々に安倍首相の了承を得、靖国神社を参拝したのも政権の分裂症を物語っている。

 

2)危機感不足の4野党の責任は重大だ!

 安倍首相の亡国政治を許している責任は野党にある。何時、想定できない政治的異変が生じても対応できる腹構えを持っておくべきだ。本来は自民党に責任があるが、「権力と食べ物は腐りかけが旨い」と古代からいわれている。自民党の「権力私物化病」は、腐りかけた政治利権を食い散らかしており、日本再建の能力はない。

 問題は「民進党」である。大人の政党になるためには「創造的自己否定」が必要である。「蓮舫代表の国籍問題」を甘く見てはならない。自民党と官邸は致命的な情報を握っており解散総選挙に効果的に利用する準備をしている。民進党野田執行部もそれを知らないはずはない。4野党の選挙協力の協議が進まない原因はここにある。「権力私物化病」は自民党より重症かも知れない。

 

 私が予測する今年の政局の流れは、安倍自公政権は行き場のない局面となり、民進党は「創造的自己否定」という手術で再生できるのに、それが実行できず自己崩壊の道を進むのか、いずれにせよ、大混乱の年となろう。              

(了)

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