「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について議論する広場」

「日本一新運動」の原点―361

◇予備会員(会費切会員を含む)への配信は周回遅れで配信します。

  当ブログも同様に周回遅れで掲載しています。

 

              日本一新の会事務局

 

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            日本一新の会・代表 平野 貞夫妙観

 

〇 横須賀市での市民集会に参加して!

 

 3月12日(日)午後2時半から横須賀市で「左右を超えた野党共闘で亡国政権交代へ」という呼びかけで市民集会が開かれた。私が、昨年12月に刊行した『野党協力の深層』(詩想社新書)を読んでいただいた、横須賀で市民運動で知られた一柳洋さんのご縁で企画され、約100名の市民が参加してくれた。

 集会の第1部が私の「政権交代、左右を超えた野党共闘を語る」というテーマの話。第2部は「市民と政党(国会議員)が野党共闘を語る」というシンポジウムであった。政党側から、共産党の畑野君枝衆議院議員、自由党の木戸口英司参議院議員が参加し、横須賀市を中心に市民運動団体の代表がパネリストとして議論した。ここでは私の話を要点を記載しておくが、詳細は会員のご協力で、動画(https://youtu.be/zpK3Ws4JWvw?t=5m29s)がアップされている由、それをご視聴願いたい。

 

(横須賀は鬼門だった)


 41年ぶりに横須賀に参上した。今年82才なので、丁度人生の半分折り返し点だった。昭和51年3月20日で、防衛大学校の卒業式に出席する前尾繁三郎衆議院議長の御伴だった。河野参議院議長や三木首相も出席していた。ロッキード事件で日本中が大騒ぎしていたときで、事態の収拾で両院議長と首相の極秘会談が防衛大学校長室で行われて、秘書役の私はメモを採る役で強烈な思い出の地です。

 ここは龍馬の妻・お竜の終焉の地で墓参に来たかったが、気が乗らないトラウマがあった。それを話すと今日の政治状況につながります。私は平成16年に参議院議員を引退しましたが、この時、自民党OB長老の後藤田・野中両氏から引退するなとしつこく言われた。理由と問うと「小泉首相が一番嫌いな政治家は平野貞夫だ。嫌らしい質問に困ったという話だ。小泉政治は日本を滅ぼすので、引退せず、小泉政治を糾弾しろ」とのこと。両長老の誘いには乗れなかったが、横須賀に行く気にはなれなかった。

 

(四野党の国会共闘ができなくて、選挙協力ができるはずはない!)

 

「森友問題」での野党の追及は生ぬるい。四野党が究明のため協議会を設置して戦略戦術や調査情報を共有して追求すれば、倒閣できる問題だ。衆参両院とも自民党と民進党の2党の国対委員長会談で重要なことが、談合で処理されている。共・自・社3野党は「カヤの外」だ。野党がバラバラで個人のスタンドプレーでは政権交代なんてとても無理。

 安倍首相から「印象操作の質問はやめろ」とか、「疑惑をいうなら事実を証明しろ」といわれて、野党側はシュンとしている。これは議員の審議権を妨害する言動だ。印象操作で首相や閣僚の責任を追及するのが、野党の国会議員の仕事だ。「疑惑を持たれた権力者自らが解明して責任を明らかにしろ」というのが、『政治倫理要項』の第4項にあることを、衆参国会議員のほとんどが知らないようだ。

 オリンピック対策とか、テロ対策と言って『共謀罪』という、平成の「治安維持法」が提出されそうだ。成立を絶対に阻止すべきだ。そんなことより「首相等と官僚の忖度・共謀罪」を制定すべきだ。政治権力が、行政権力を悪用した「権力の犯罪」が目立ちすぎる。これは「岸信介」が創出したノウハウだ。国会が放置しておくと軍事独裁国家となる。

 

(4野党共闘を成功させるためすべきこと)

 

1)国民の投票行動 45回総選挙で、比例票約2900万票を得た民主党は政権交代を成功させた。46・47回総選挙の比例票で民主党は2千万票を失い、政権から下りた。この2千万票は、自民・公明に移っていない。棄権票として投票率を著しく下げている。この票を野党選挙協力で4野党に戻せば政権交代は実現できる。国民は安倍政権の受け皿を待っている。

 

2)その選挙協力協議が進んでいない理由は民進党にある。支持団体の「連合」の原発推進の要求を拒否できないからです。それだけでなく、安倍政権が「集団的自衛権容認の解釈改憲」により9条を葬り、グローバル軍事資本主義を世界にリンクさせた歴史認識を民進党がせず、連合の軍事産業労組の呪縛から逃れることができないからだ。民進党がこれらのことを反省し、共・自・社と心ある市民連合と手を組まなければ国は滅びる。

 

〇 日本人と『憲法九条』 7

(「慶長の法難」の行方)

 

「慶長の法難」をわかりやすく言えば徳川家の菩提寺である「浄土宗」に法論を挑む「日蓮宗」に対して、徳川幕府が宗教弾圧を行った事件であった。その原因とは、日蓮宗側が浄土宗を「念仏無間」と批判したことに始まるといわれている。念仏信仰について「現実逃避であり誤っている」ということである。こう批判されると浄土宗にとっては、存立にかかわる問題である。大御所・家康を使ってでも対決しなければならない事情があった。

 日蓮宗に対する徳川幕府の弾圧に対して、敢然と起ちあがったのが、家康の側室・お万の方が尊崇する恩師・身延山第22世の「日遠上人」で稀代の名僧であった。上人は駿府に出向き、家康に「廓山」と法論の機会を願い上げすることを準備しているところに駿府奉行から久遠寺「折伏停止の誓書を差し出せ」との命令書が届く。

 日遠上人は、再び身延には帰らないと決意し、駿府寺町の宿所として活動を始める。まず、家康に書状を出し命令書の見直しを懇願する。家康は「念仏無間」という主張を続けると宗派の争いが絶えす、国家が落ち着かないので日蓮宗の折伏を禁じるのだ」と上人の願書を拒否した。上人はこの家康の命を受けないどころか「今一度、浄土宗との法論を願いたい。破れれば、日蓮宗こぞって浄土宗に服する」と、浄土宗との再度の対決を懇願した。

 激怒した家康は「法論の結果いづれの一宗に改宗となれば国中が大乱となる。いたづらに願い出るとは、謀叛人も同然」とし、慶長14年5月12日、五刻(午前8時)に安倍川畔で処刑すると命じる。日遠上人はもとより覚悟の上のことであり、お預けとなった感応寺で法華経に一命を捧げる冥加を思い読経三昧の日々を過ごすことになる。

 さて「お万の方」は、どのような状況であったか。慶長12年から、お万の方は駿府の城に家康とともに移り住み、二人の愛児・長福丸(後の紀州藩主頼宣)と鶴千代(後の水戸藩主頼房)とともに喜びの暮らしに入る。しかも近くの身延山久遠寺には法華経信仰の恩師がいたのだ。人生の至福を迎えた矢先に「慶長の法難」が起き、それは「駿府の法難」に転化していった。お万の方の心は千々に乱れ、迷いに迷い、生涯最大の危機となる。

 お万の方は、日遠上人を救うことが家康のため、我が子のためだけでなく国のためと覚悟を決める。その方法は身をもって家康に歎願することであった。お万の方が駿府城中奥の家康の居間で、家康に日遠上人を赦免するように諌めた様子を戸田七郎氏の著書から要約しておこう。

 

1)上様は常日頃、余は戦のために戦をするのではない。打ち続く戦国の世を治めて、民農民のために、この地上に泰平を呼び戻すためだと申していた。御仏の心を心とした言葉だ。

 

2)それが法華宗の僧侶の耳を切り鼻を削いだ上に、日遠上人を磔にしようとしている。昔、秦の始皇帝は天下を統一したとはいえ、多くの儒者を穴埋めにして万巻の書を焚き、某君の悪名を残した。わが国でも信長の延暦寺焼き討ち秀吉のキリシタン26人の磔殺は民の心を傷つけた。

 

3)この上、上様が日遠上人を磔にし、日蓮宗徒を虐待されても、決して身延の法燈は消えない。後世の人々は、上様を何と申しましょうか。上様のため惜しみます。

 

 このお万の方の真情に、家康は耳を傾けず日遠上人の処刑の日は近づいてくる。力も尽き果てたお万の方が、苦しみの中で処刑の前日に思いついたのは、このままでは天下(日本国)の統一も水に流れるとし、師の日遠上人とともに法華経のために我が命を捨てるほか道はないと覚悟を固めた。

「命を大切にする」という法華経の本旨を超えて、家康を諌めようということである。死出の装束を準備中のお万の方の居間に偶然、長福丸と鶴千代が御機嫌伺いにくる。そこで母の異常を知った2人の子にお万の方は、事の次第を話し「信心を怠らず、君に忠、民に仁を行い、世の鏡人の模範になれ」と別れの言葉を言う。2人は「このみ教えは決して忘れません」と健気に答えたもののそのままにはでき

なかった。深夜、父・家康の寝所に入り「母上様は明日安倍川原でお仕置きになる日遠上人にお供して、身を捨てる覚悟のようです」と訴えた。驚いたのは家康であった。      

(続く)

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