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「日本一新運動」の原点―401

日本一新の会・代表 平野 貞夫妙観

 

〇 時局妙観 (BS11「報道ライブ」で言い残したこと!)

 テーマが多く、時間があるようでなかった。用意していた大事な問題について補完しておきたい。

 

1)マスメディアの責任について!


 議会政治を抹殺する安倍政治。北朝鮮危機など核戦争が始まる可能性のある国難情況で、トランプ大統領を世界でただ一人煽る日本国首相の存在、マスメディアが究明すべき問題が山積する中、地上波テレビはどのチェンネルも「日馬富士関の暴行問題」ばかりだ。昭和初期とそっくりの流れとなった。

 昭和10年2月に〝天皇機関説問題〟で学問の自由が奪われる。翌11年には2・26事件で武装反乱が起こる。5月7日に斎藤隆夫衆議院議員が本会議で「軍部の政治干渉」を厳しく追及し、国民に知らせる。5月18日に阿部定事件という想像を絶する、「猟奇事件」が発生する。軍部や内務官僚は、戦時体制への国民の批判を逸らすため、この「猟奇事件」報道一色に全国を染めた。

5月29日に「思想犯取締法」を公布し、学者文化人の検挙が始まる。軍部は7月15日に「庶政一新」を勅令で公布。陸軍から政党内閣の廃止、議会の政府弾劾行為の禁止、政党の政治活動の規制等を検討することを強要。昭和12年1月、衆議院本会議で浜田国松議員は「軍部の政治関与を批判」、寺内陸将と腹切り問答を展開。政党と軍部の対立激化。7月7日、盧溝橋で日中両軍衝突し、日中戦争始まる。

 実はこの流れを現代にあてはめて、マスメディアの責任を主張しようと思っていたができなかった。しかし、番組の最後で「日馬富士問題の地上波テレビの取扱いは異常だ。国民の眼を内外の重要問題から逸らそうとする意図が感じられる」と発言すると、BS11のスタッフ一同あわてたが時間切れとなった。

 

2)正しい議会政治とは!


 国会の劣化が「小選挙区のせいだとか、政治改革の結果だ」と、裏と表で推進した私は今でも批判の的になっている。自社55年体制の談合政治を続けることができない時代の変化があったことを認識すべきだ。「政治的ワイロ」を背景に共産党を除く与野党が談合政治を続けていたのだ。その為に起こったのが〝金権疑惑政治〟で説明の要はなかろう。

 私は33年間その中で生きてきた。先ほど、司会の岩田さんが「平野さんは〝機密費の運び屋〟との異名を取ったほどだった」と話したが、私の場合、官邸から議長や委員長に来る税金(機密費)の運び屋を仕事のひとつとしていたのでより質が悪い。米ソ冷戦時代に米国に安全保障を依存していたから、政権は機密費を野党に渡して政権を維持することで済んだのだ。冷戦が終わってそれを続けるわけにはいかなくなったのだ。そのために、与野党が自立して責任をもって政権交代できる政治改革と、米国に従属しない国連中心主義による平和を確立する安全保障改革を、小沢一郎さんを中心に目指した。これらの改革の一部は実現したが、ほとんどは米国従属派と改革派と称した撹乱グループによって潰された。日本人は事が悪くなると制度のせいにする。

 最近の国会議員は、制度の中味も歴史も学ばず、自分の都合で批判ばかりする。政治や制度の奥底にある人間の文明が形成された知恵を知らない。私の人生の師、戦後の保守本流の政治家として、政治の現実とあるべき理想を語った前尾繁三郎元衆議院議員は、昭和56年7月に急逝する直前、バブル経済に浮かれ始めた政治家を心配して、私に「政治家である前に人間であれ」との遺言を残した。最近の「国会の劣化」は、劣化した日本の社会全体の問題として考えるべきではないだろうか。

 

(「報道ライブ」における私の発言への反応)


 久しぶりの生放送でどんな反応が出るか、正直なところ気になった。放映の翌日、2、3人から電話があった。口をそろえて、「日本一新の会メルマガを読んでいる人には理解できたが、早口で専門的な話が多く、一般の人にはどうかな?」との反応だった。

共産党の共謀罪法対応で辛口なことを言ったことを気にしていたが、20数年来付き合いのある共産党員で優れたジャーナリストでもある友人から「報道ライブでの発言は共産党にとっても参考になる意見でよかった」との評価を受けた。

 共産党の変化は本物だ。

 

 

〇 国会つれづれ  23 (「健康保険特例法案」激突国会物語)2


 徹夜国会が2日目となって、国会議員のなかに体調不良を訴える中、自民党では憲法より国会議員が大事といって「日韓国会方式」の強行採決を決断する。園田副議長もその気になる。知野事務総長は、私を相手に憲法違反の強行採決を阻止する方策を懸命に模索する。議運も国会対策委員会も機能しない与野党の激突状況で、私が提案したのは自民党の福田赳夫幹事長を事務総長が説得することであった。

 福田幹事長に電話で連絡すると、事務総長室にすぐ来てくれた。知野事務総長は約一時間近く説得した。同席するよう指示があり、将来のために聞いておけとの態度だった。福田幹事長は大蔵官僚出身のせいか「憲法問題があるというなら党で再度相談してみる」と理解して党に戻った。ところが、30分ぐらいして、佐藤政権の大御所で福田幹事長の後見人・保利茂衆議院議員が事務総長室に突然姿を現した。保利大御所は退室しようとした私を制して、「憲法違反かどうかは、君ら役人のいうことではない。我々国会議員が判断することだ!」と、私たち2人を大声で叱責した。取り付く島もない怒りようだ。しかし、知野事務総長は腹を固めていた。

「国会運営上の憲法解釈権は第一義的には議長にあります。議長を補佐する事務局として、そういう考えはいただけません。どうしても日韓方式で強行採決をされるなら事務局は必要ありません。私以下、幹部職員は辞職します」と、保利議員にぶつけた。保利議員はひと言も言わず、憮然として事務総長室を出て行った。

 これからが私の出番で知野事務総長がとんでもないことを指示する。「あの様子だと園田副議長を使って日韓国会を再現させる気だ。議会民主主義を守るためには、どうしても止めないと・・・・・。おそらく石井議長には何も知らせてないと思う。最終的には石井議長の良識を信用するしかないが。その前に、憲法違反の強行採決を園田副議長が何時、どういうタイミングでやるかだ。平野君、君はそれをできるだけ正確に見破って私に知らせれくれ。

そこがカギだ。こんなこともあろうと思って君を副議長秘書にしておいたんだ」。「ベストを尽くします」と返事をしたものの、どうしてよいものか思いつかなかった。

 8月4日の朝を迎えると議員の疲れが目立つようになる。本会議の議事は石井議長、園田副議長が休息をはさんで交代で議長席に着いていた。午前10時頃になり、園田副議長が私を避けるようになった。私は本会議の流れから、午後の本会議の適当なとき、議長席に園田副議長が着いたときに強行採決があると読んだ。

 とはいっても、本人に「いつ頃に強行採決しますか」と聞くわけにはいかない。知野事務総長は頻繁に園田副議長の様子を聞いてくるが、私は対応できない。困り果てた私が思いついたのが、当時、園田副議長は久留米市にある新興宗教を信仰していた。教祖様からいただいた小さなビンに入れた聖水を、副議長室の大理石の棚の上に供えていた。それを時々少しづつ飲む習慣があった。これを利用すれば・・・・・・・・。

 4日の昼食を済ませた園田副議長がトイレに行くため副議長室を出た時、「久留米の教祖様から電話があり、大事なときに聖水を全部飲むように、とのことでした」と伝えた。副議長は「そうか、ありがとう」と機嫌がよい。これで聖水のビンを見ていれば強行採決の本会議が何時かが分かる。しかし、本会議のどの時点で強行採決かの問題が残った。通常の強行採決は再開冒頭が多い。園田副議長は陸軍の特務機関の経験がある。油断をさせてからだとすると、休息と思わせたところだ。

 午後2時、本会議再開の本鈴が鳴り、園田副議長は部屋を出た。聖水のビンを見ると空になっていた。直ちに本会議場の知野事務総長にメモを渡した。『この本会議中に強行採決する傍証があります。時期は休息直前と思います』。知野事務総長は本会議再開から5分とたたないうちに議長席の園田副議長に「体調が悪いので、事務次長と交代します」と告げて本会議場から出て、私を事務総長室に呼んだ。状況を説明すると「わかった。議長室で仮眠している石井議長に説明して佐藤首相に電話で説得してもらおう。議長が覚悟を決めれば、国会ではこれほど強いものはないんだ。」

 知野事務総長は石井議長に事態委を説明、石井議長は直ちに佐藤首相に電話で、議長として事態収拾に全力を挙げる旨を告げた。佐藤首相が石井議長に一任するより他に方策はなかった。問題は園田副議長に石井議長が佐藤首相を説得したことを伝える方法であった。

                      (続く)

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   代    表 : 平野 貞夫
   顧    問 : 戸田 邦司
   事 務 局 : 大島 楯臣

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